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王氏
「王氏〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
王氏の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「秋山図」より 著者:芥川竜之介
ざん》を尋ねずにしまいました。
その内にふと耳にはいったのは、貴戚《きせき》の
王氏《おうし》が秋山図を手に入れたという噂《うわさ》です。そういえば私《わたし》....
「崔書生」より 著者:田中貢太郎
ってみた。中に石があってそれに刻んだ文字があった。 「後周趙王の女玉姨の墓、平生
王氏の外甥を憐重す、外甥先だって歿す、後、外甥と同じに葬らしむ」 中には二つの....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
な家を立てると、陥って池となり、竜その中に住む。御礼に接骨方《ほねつぎのほう》を
王氏に伝え、今も成都で雨乞いに必ず
王氏の子孫をして池に行き乞わしむれば、きっと雨....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
うに、みな地中に逆さまに立っていました。 その年、延義は家来のために殺されて、
王氏は滅亡しました。 怪青年 軍吏の徐彦成は材木を買うのを一つの商売にし....
「鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
き誤字は発行を急ぎし故そのままにしたるものも少なくない。 五 附録の句集は松浦為
王氏の選択に任かせたものである。 大正十一年三月 鳴雪識るす ....
「成仙」より 著者:田中貢太郎
たので、周はその継へ王姓の女を聘った。成はすこしささわりがあって来なかったので、
王氏にはまだ逢っていなかった。 ある日
王氏の弟が姉をみまいに来たので、周は居間....
「源氏物語」より 著者:紫式部
ていた女の、一人娘は大輔《たゆう》の命婦《みょうぶ》といって御所勤めをしていた。
王氏の兵部《ひょうぶ》大輔である人が父であった。多情な若い女であったが、源氏も宮....
「源氏物語」より 著者:紫式部
なければならないという源氏の態度であった。御母后も内親王でいられたあとへ、またも
王氏の后《きさき》の立つことは一方に偏したことであると批難を加える者もあった。そ....
「源氏物語」より 著者:紫式部
皇子たちが多くお生まれになって帝の御|寵はますます深くなるばかりであった。またも
王氏の人が后にお立ちになることになっていることで、今度で三代にもなっていたから何....
「植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
ルモノニ充ツ未的切ナラズ麝香草ハ生ニテ動揺スレバ香気アリ乾セバ香気ナシ漢名麝草(
王氏彙宛)」と出ている。 実際この草は麝香の香いがすると誇りやかに言い得るほど....