王水[語句情報] »
王水
「王水〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
王水の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「爬虫館事件」より 著者:海野十三
ことですね。なお附け加えると、園長の金歯は、大胆にも私の見ている前でビーカー中の
王水に溶かし下水道へ流しました。万年筆や釦は鴨田さん自身が撒いたもので、これは犯....
「疑問の金塊」より 著者:海野十三
しかし本当は九万円の黄金が、この液体の中に溶けこんでいるのだった。それは何故か?
王水という強酸があることを、人々は知っているであろう。それは硝酸と塩酸とを混ぜた....
「黄金虫」より 著者:佐々木直次郎
見えるようにできる化学的薬剤があるし、またずっと昔からあった。不純酸化コバルトを
王水《アクア・リージア》に浸し、その四倍の重量の水に薄めたものが、ときどき用いら....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
もむ》く途中、結び目を六つまで解く、宮に入って王の前で、七つ目の結びを解く、時に
王水をその創《きず》に灌《そそ》ぎ、また両手に懸け、一梵士来りて祈りくれると、平....
「戦時旅行鞄」より 著者:海野十三
て来た。 その結論というのは、次の二つであった。 金博士始末案件 (一)
王水険博士を擁立し、金博士を牽制するとともに、必要に応じて、金博士をおびき出すこ....
「大使館の始末機関」より 著者:海野十三
体の大きい給仕がとびだしてきたが、博士を見ると、直立不動の姿勢をとって、 「あ、
王水険先生のお客さまでいらっしゃいましたね。では、只今|仕度をいたしますから、し....
「暗夜の格闘」より 著者:小酒井不木
を液体の中へ入れると、白金はかすかな音をたてて、見る間にとけてしまいました。 「
王水〔〕ですか?」 と木村さんは驚いて申しました。 「そうです。けれど竹内さん....