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王蛇
「王蛇〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
王蛇の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
危く一命を完了した。なまじ進めば、北は瞬時に人を呑む危険な流沙地域。他の三方は、
王蛇でさえくぐれぬような気根寄生木の密生、いわゆる「類人猿棲息地帯」の大密林。だ....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
を負う間は敵常に負け却《しりぞ》く、女王に睨《にら》まるれば敵蛇皆力なし、この女
王蛇口にフルてふ光明石を含み夜中これを空に吐き飛ばすと日のごとく輝くという(ハク....
「映画雑感(Ⅲ)」より 著者:寺田寅彦
しばあるが、不思議なことにはこういう種類の決闘は法律で禁じられていない。 亀と
王蛇とが行き会ってもお互いに知らん顔をしている。蛇にとっては亀は石ころと同様であ....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
長の説にツチは尊称だそうだから、ミヅチは蛇の主の義ちょうど支那で蟒《うわばみ》を
王蛇と呼ぶ(『爾雅』)と同例だろう。さてグベルナチスが動物伝説のもっとも広く行き....
「古寺巡礼」より 著者:和辻哲郎
大寺要録二)。岡部氏の研究によると、抜頭舞はベーダの神話にあるペドュ(Pedu)
王蛇退治の物語を材料としたもので、抜頭はペドュの音訳であるか、あるいは王がアスヴ....