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王陽明
「王陽明〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
王陽明の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「善の研究」より 著者:西田幾多郎
意志は或真理の上に働くものである、即ち思惟に由って成立するのである。これに反し、
王陽明が知行同一を主張したように真実の知識は必ず意志の実行を伴わなければならぬ。....
「渋江抽斎」より 著者:森鴎外
そのこれを尊重したのは、古言古義として尊重したのであろう。そして惟精惟一の解釈は
王陽明に従うべきだといっていたそうである。 抽斎は『礼』の「清明在躬、志気如神....
「蒲生氏郷」より 著者:幸田露伴
寧《むし》ろ滑稽《こっけい》だが、宋の蘇東坡《そとうば》は戒禅師の生れ代り、明の
王陽明は入定僧《にゅうじょうそう》の生れ代り、陽明先生の如きは御丁寧にも其入定僧....
「獄中生活」より 著者:堺利彦
の本は、 Hyndman : Economics of Socialism.
王陽明伝習録(第一巻) まずハイドマン氏の「社会主義の経済学」を読みながら、飽....
「自警録」より 著者:新渡戸稲造
じんしん》と区別して説いたそうである。道心は人心《じんしん》のその正を得たる心と
王陽明《おうようめい》は説いたが、正《せい》を得るとは、人欲《じんよく》のまざら....
「前記天満焼」より 著者:国枝史郎
1 ここは大阪|天満通の大塩中斎の塾である。 今講義が始まっている。 「
王陽明の学説は、陸象山から発している。その象山の学説は、朱子の学から発している。....
「次郎物語」より 著者:下村湖人
しいてあるきりだった。次郎がはいって来るまで、先生はひとりで読書していたらしく、
王陽明の伝習録がテーブルの上にふせてあった。 「やっと発表になったよ。」 次郎....
「鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
『伝習録』といふものあり。有触れたる者なれど、まだ蔵書に無き故買ひおき候。これは
王陽明の弟子が師の詞を書き取りしものなるが、なか/\おもしろき事|有之候。中にも....
「教育家の教育」より 著者:新渡戸稲造
きに於ては静粛に黙座してジッと心を養う方法等に付ても御教を受けたいのであります。
王陽明毎朝自分の弟子を皆集めて端座して暫く黙って、それから大きな声で詩を吟じて、....
「仏教人生読本」より 著者:岡本かの子
末、どうしてもこの力に結論せざるを得ないものにぶつかるらしいのです。孔子にしろ、
王陽明にしろ、いずれも、この飽くまで生き抜く力、人間以上の力があるのに気付いてい....
「それから」より 著者:夏目漱石
神の交換作用である。だから相手が悪くっては起り様がない。 「御父さんは論語だの、
王陽明だのという、金の延金《のべがね》を呑《の》んでいらっしゃるから、そういう事....