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「珊瑚色〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

珊瑚色の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
一つ出来ず、唾液一つ呑み込み得ないままに、その臙脂色の薄ぼけた頬から、青光りする珊瑚色の唇のあたりを凝視していたのであった。 「ハッハッハッ。馬鹿に固くなってい....
冥土行進曲」より 著者:夢野久作
た、切目の長い二重瞼、茶色の澄んだ瞳。黒く長い三日月眉。細りと締まった顎。小さい珊瑚色の唇。両耳にブラ下げた巨大な真珠……それが頬をポッと染めながら大きな瞬きを....
日輪」より 著者:横光利一
鹿の小山の褐色の色が、麻の葉叢の上からだんだんに減ってくると、それにひきかえて、珊瑚色の鹿の小山が新しく晴れ渡った空の中に高まってきた。手の休まった兵士たちは、....