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「班長〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

班長の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
地球発狂事件」より 著者:海野十三
ス、第十番の水戸が海面下に姿を消したのはそれから二十分後のことだった。甲板の連絡班長のいうところによれば、ワーナー博士外三名は、早くも海底に着き、ロープから離れ....
恐しき通夜」より 著者:海野十三
ゃないか」と星宮理学士が、腰をあげて、長身をスックリと伸した。 「よかろう」研究班長の川波大尉は、実験方針書としるしてある仮綴の本を片手に掴みあげた。「第一測定....
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
な夢を見るのであろうが、ひとつ眠り方を変えなければならないと思う。 ◯隣組の防火班長さん、なかなか実直な人で、うちの小路までいつでも「警報解除」を告げにきてくれ....
自叙伝」より 著者:大杉栄
操は佐藤と河野と僕とが相伯仲していた。が、駈足は僕が一人図抜けて早かった。僕等の班長をしていた河合という曹長が、これも駈足をお得意としていたが、いつも口惜しがり....
鉄面皮」より 著者:太宰治
、しかも丙の部類であるから、その時の査閲には出なくてもよかったらしいのであるが、班長にすすめられて参加したのだ。服装というものは不思議なもので、第二国民兵の服装....
三十年後の世界」より 著者:海野十三
勝手がちがう話 「さあ、乗った」 そういったのは、カンノ博士だった。観測班長だ。 博士も正吉も、さっきまで着ていた空気服をぬいでいた。装甲車に乗る者は....
時計屋敷の秘密」より 著者:海野十三
の有力者が、屋敷へはいってみることになった。これがいわゆる新興班の連中で、北岸が班長、吉見がその副班長だった。 それはよく晴れた初夏の朝だったが、この七人は塀....
宇宙戦隊」より 著者:海野十三
、早くも翌々日には、臨時宇宙戦研究班というものが、この航空隊の中にできた。そして班長には、有名なる戦闘機乗りの大勇士である左倉少佐が就任した。 班には班長以外....
空中漂流一週間」より 著者:海野十三
か。まさか怖じ気がついたのでもあるまいに」 と、彼は笑った。 「いや六条さん。班長さんはじめ幹部の連中が、いま手が放せなくなったのですよ。貴方もついでに、見合....
浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
ったのに、これを見ると、誰かスパイをはたらいている奴があるんだぞ。お前、すぐ警務班長を呼んでくれ。そして、飛行島内を大捜索するんだ。この秘密通信は、どうせ短波だ....
空襲警報」より 著者:海野十三
この室を早く瓦斯避難室にしなければなりません。私は東京品川区の五反田では防護団の班長をしています。後備軍曹で、職業は鍛冶屋です……」 飛んだところまで口をすべ....
夢は呼び交す」より 著者:蒲原有明
ってからのことであったろう。鶴見は所用があって、焼け跡の静岡市に出掛けた。町内で班長を勤めていた人に逢って、始末をつけておくべき要件を持っていたが、その人の立退....
次郎物語」より 著者:下村湖人
それどころか、一般の塾生たちと同じように、それぞれどの班かに割り当ててもらって、班長の指揮の下に働くようにしていたのである。もっとも、全体の様子を観察する必要か....
沙漠の古都」より 著者:国枝史郎
も奇怪であった。その一例を上げて見れば、ある白昼のことであったが、警務庁の敏腕の班長が、二人の部下を従えて、繁華な灘子街を歩いていた。街路の両側の小屋からは、幕....
入営する青年たちは何をなすべきか」より 著者:黒島伝治
に思いこまされた。 しかし、大尉が本当にえらいしてしてしまったか? そして、班長のサル又や襦袢の洗濯をさせられたり、銃の使い方や、機関銃や、野砲の撃ち方を習....