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現今
「現今〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
現今の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
あるいは未知の人々からいろいろな質問を受けることになった。これらの質問の多くは、
現今に比べると昔は一般に甚だ多様であったところのいろいろの宇宙観の当否に関するも....
「霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
亀鑑である』などと、申しまして、私の死後に祠堂を立て神に祀ってくれました。それが
現今も残っている、あの小桜神社でございます。でも右申上げたとおり、私は別に貞女の....
「カタカナニツイテ」より 著者:伊丹万作
条書ニシゴク簡単ニ書ク。 一、ヒラガナノ活字ハソレ自身ガ美シクナイ。文字トシテモ
現今ノヒラガナヨリハ変態ガナノホウガ美シク、変態ガナヨリハ上代ガナノホウガ美シイ....
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
物理実験室の出来たのは、ファラデーの死んだ後である。 しかし時代が移り変って、
現今では欧洲の大学には物理や化学の立派な実験室が出来た。その割合に王立協会のは立....
「最初の出品画」より 著者:上村松園
さい」 「この子、絵筋がええさかい、きばって描かそか……」 といったぐあいで、
現今のように審査という選定方法もなく、出品された以上は落第も及第もなかったので、....
「河伯令嬢」より 著者:泉鏡花
可心はこの黒島へ出たのです、穴水から。間に梨の木坂の絶所を越えて門前村、総持寺(
現今、別院)を通って黒島へ、――それから今言いました外浜を逆に辿って、――一の宮....
「死体室」より 著者:岩村透
開をしなければ、いけないと云うから、致方なく、京都の某病院へ入りました。その時、
現今医科大学生の私の弟が、よく見舞に来てくれて、その時は種々の談の末、弟から聴い....
「大叫喚」より 著者:岩村透
奥を通過する際などは、その辺何百里というもの、全く人里離れた場所などもあるので、
現今でもあまり、いい気持のしないのである。この鉄道が、まだ出来た当時などは、その....
「妖怪学」より 著者:井上円了
より、わが国には名字拝領、実名拝領ということ多く行われたるが、特に芸人社会には、
現今にても行わるることなり。例えば、囲碁社会にては本因坊は代々「秀」の字を襲い、....
「妖怪研究」より 著者:井上円了
い、あるいは不思議と称す。その妖怪、不思議とするものにまた、あまたの種類ありし。
現今、俗間に存するもの幾種あるを知らずといえども、しばらくこれを大別して二大種と....
「迷信解」より 著者:井上円了
凶にあらず」とあるは、もっともの言である。 妖怪宅地の中に枕返しの怪談がある。
現今にても往々聞くことじゃ。余が越中巡回の折に、その怪事のある室に寝たこともあれ....
「妖怪玄談」より 著者:井上円了
い、あるいは不思議と称す。その妖怪、不思議と称するものにまたあまたの種類ありて、
現今俗間に存するもの幾種あるを知らずといえども、しばらくこれを大別して二大種とな....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
から改良を得べし。しかして、この人を改良するは国家の文明上最も必要のことにして、
現今わが国にある僧侶およそ七万人と称す。この七万人は三千七百万人の一部分にして、....
「西航日録」より 著者:井上円了
を十六年前に比するに、大いに異なるところあるは、戸口の増加せるをもって第一とす。
現今の人口三百五十万と称し、世界中第二の都会なり。その幅員、縦三十五マイル、横十....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
この苦境より脱出せんと努力せるも、目的を達せずして戦争を終れり。 五 長期戦争は
現今、戦争の常態なりと一般に信ぜられあるも、歴史は再び決戦戦争の時代を招来すべき....