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理体
「理体〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
理体の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「小説 不如帰 」より 著者:徳冨蘆花
子を訪うて心を語り、再び彼女を迎えんか。いかに自ら欺くも、武男はいわゆる世間の義
理体面の上よりさることのなすべくまたなしうべきを思い得ず、事は成らずして畢竟再び....
「軍用鼠」より 著者:海野十三
の知識の或る部分を推理によって適当に組合わせてゆくとそこで謎が解けるそのような推
理体系を小説の形で現わしたものが探偵小説だというのである。 鼠の顔を推理で解い....
「科学論」より 著者:戸坂潤
が、今日ではこの二つの規定の対立が、直観の連続に訴える直観主義(ブローエル)と公
理体系のメカニズムに訴える形式主義(ヒルベルト)とになって現われている。直観主義....
「現代唯物論講話」より 著者:戸坂潤
に区別されるに過ぎない。而も無内容なこの諸名辞の今云った一定連関――諸公理乃至公
理体系――さえが単に、論理的に矛盾を含んでいないという消極的な条件に従ってさえい....
「認識論とは何か」より 著者:戸坂潤
行線は交らないというような種類の自明命題も、厳密に云うと実は自明ではない。或る論
理体系の習慣から見て自明だというにすぎない。で自明感は必ずしも明白感の凡てではな....
「夜寒に火を囲んで懐しい雑炊」より 著者:北大路魯山人
料理の上手を求めようとするほどの者は、まずもって求める者以上に、主婦をしてよい料
理体験をなさしめることである。 牡蠣雑炊 こんなものを作ることは、まったくなん....