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理論物理学
「理論物理学〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
理論物理学の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「科学者と芸術家」より 著者:寺田寅彦
ものになり、言わば科学者という特殊な人間の主観になって来るような傾向がある。近代
理論物理学の傾向がプランクなどの言うごとく次第に「人間本位の要素」の除去にあると....
「科学と文学」より 著者:寺田寅彦
れを読んだわれわれが、それによって人間界の現象について教えられることは、ちょうど
理論物理学的論文によって自然界の物理的現象について教えられるのと似かよったもので....
「備忘録」より 著者:寺田寅彦
の絵画にはそんな傾向が見えるのもありはしないか。 物理学上の文献の中でも浅薄な
理論物理学者の理論的論文ほど自分にとってつまらないものはない。論理には五分もすき....
「イデオロギーの論理学」より 著者:戸坂潤
うではないように見える。茲に吾々の問題が横たわる。 自然科学の代表者としては、
理論物理学を選ぶことが常道であり又当然である*。そしてそれは今の場合必要な寛大を....
「現代哲学講話」より 著者:戸坂潤
治性――は、そのまま物理学のイデオロギー性として反射することも出来るのである*。
理論物理学はこうやって、時には言葉通りに反動的である場合が出て来るわけである。実....
「現代唯物論講話」より 著者:戸坂潤
るまでもないことだ。実験と数学的操作との共同作業の最も理想的な美しい例は、今日の
理論物理学の成果の内に見られる。けれども事実、実験乃至数学的操作と範疇組織との間....
「認識論とは何か」より 著者:戸坂潤
先験的なものだ。 認識のこの先験的構成性(カントは勿論認識の典型をニュートンの
理論物理学――『自然哲学の数学的原理』――に求める)は、経験論と合理的先天説との....
「世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
どを相手にした二流以下の活動だという理由からだったに過ぎないのである。 例えば
理論物理学者の専門家が大衆に不親切に見えるのは或いは已むを得ないだろう。高級な理....
「現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
北大の松隅健彦博士や、京大の山本一清博士、神田茂氏など、斯界の権威が相当に多い。
理論物理学に於ては、あまり受賞的業績がない。古くは故日下部四郎太博士の『力学研究....
「ベルリン大学」より 著者:寺田寅彦
エネルギーハウスハルト」「地球物理輪講」キービッツの「空中電気」ワールブルヒの「
理論物理学特別講義」ペンクの「地理学輪講」という御膳立にきめた。 ヘルマンの講....
「最近日本の科学論」より 著者:戸坂潤
亦、この国際的な動向によって動かされたのである。 相対性理論や量子力学のような
理論物理学上の仕事は、純粋科学的な内容のもので、産業や生産技術とあまり関係がない....
「アインシュタイン」より 著者:寺田寅彦
かんとして躊躇していた。やっと彼の椅子が出来ると間もなく、チューリヒの大学の方で
理論物理学の助教授として招聘した。これが一九〇九年、彼が三十一歳の時である。特許....
「カントと現代の科学」より 著者:戸坂潤
及び時間の思想の上に立ちながら吾々はカントの説を超えて行かねばならぬものである。
理論物理学の基礎と考えられる「物理学的世界形像」は感覚の機能の特殊の性質を顧ない....
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
ことに電気に関する実験的研究。マックスウェルはこれから光の電磁気説を想いついて、
理論物理学の大家となり、またエヂソンも面白がって読み耽けり、大発明家となった。 ....
「日本の頭脳調べ」より 著者:戸坂潤
の研究に這入ったと云われている。最近の元素転換の実験は広く社会に紹介された処だ。
理論物理学者・実験物理学者として、世界的な業績に富むこと、当代第一級の人物だから....