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「琉璃〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

琉璃の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
虞美人草」より 著者:夏目漱石
光に集まる。輝やくものは天下を牽《ひ》く。金銀、※※《しゃこ》、瑪瑙《めのう》、琉璃《るり》、閻浮檀金《えんぶだごん》、の属を挙げて、ことごとく退屈の眸《ひとみ....
北京・青島・村落」より 著者:豊島与志雄
ぞれ専門の豪華な商品が豊富に並んでいるが、店員のみいて客の姿はめったに見えない。琉璃廠の骨董店は、狭い店先から次々に小室が続いてその奥が知れないほどであり、一室....
北支点描」より 著者:豊島与志雄
ら俗に盗坊市場と云われてる安物市場のある、天橋一帯の貧民街があり、更に他方には、琉璃廠一帯の骨董街がある。 * 北京には高級な支那料理屋が多く、支....
文づかい」より 著者:森鴎外
つめたまいぬる国々のおお花瓶、かぞうる指いとなきまで並べたるが、乳のごとく白き、琉璃のごとく碧き、さては五色まばゆき蜀錦のいろなるなど、蔭になりたる壁より浮きい....
穂高岳槍ヶ岳縦走記」より 著者:鵜殿正雄
五十分、約二千八百四十米突の山脊つく。 すぐ目についたは温泉場、その南に隣って琉璃色のように光る田代池、焼岳も霞岳もよく見える、もうここに来ると偃松は小くなっ....