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「琵琶行〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

琵琶行の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
吾輩は猫である」より 著者:夏目漱石
》は同人の創作なんかもやるつもりです」「古人の作というと白楽天《はくらくてん》の琵琶行《びわこう》のようなものででもあるんですか」「いいえ」「蕪村《ぶそん》の春....
魚玄機」より 著者:森鴎外
、天下の能事を尽した後に太原の白居易が踵いで起って、古今の人情を曲尽し、長恨歌や琵琶行は戸ごとに誦んぜられた。白居易の亡くなった宣宗の大中元年に、玄機はまだ五歳....
万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
承知していますのに、それでも私はあなたをお待ちしていますという歌である。白楽天の琵琶行に、猶抱面の句がある。 ○ 人も無き古りにし郷にある....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
化の音階を、譜の名で申し上げるよりも、あなたもご存じでございましょう、白楽天の『琵琶行』という詩のうちに、琵琶の音いろがよく形容されてありました。――それは」 ....
私本太平記」より 著者:吉川英治
気配も見えない。菊王は一つの杭に繋綱をとった。 「……潯陽江頭、さながら、ここは琵琶行の詩」 俊基は独り思った。 やっと落着きをえた主従は、月もささぬ苫の蔭....
私本太平記」より 著者:吉川英治
古別荘ばかりな所なので、たれはばかることもいらないせいだろうか。その撥音は、かの琵琶行の詩句をかりていうなら―― 大絃ハ※々トシテ 急雨ノ如ク 小|絃ハ切々トシ....