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「瑕に〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

瑕にの前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
た。お定は二十五六で、色のあさ黒い、細おもての力んだ顔で、髪の毛のすこし薄いのを瑕にして、どこへ出しても先ず十人なみ以上には踏めそうな中年増であった。半七からお....
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
も少しくぎょっとした。女は十六、七で、顔に薄い疱瘡の痕をぱらぱらと残しているのを瑕にして、色の小白い、容貌の悪くない娘であった。 「お前はどこの子だえ」と、半七....
柳毅伝」より 著者:田中貢太郎
瑕がその船に乗って山の麓へ行ってみると、宮殿があってその中に毅が笑っていた。毅は瑕に五十粒の薬をくれた。 「これを一粒飲めば、一年命が増す、これを飲んでしまった....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
なんですね。珊瑚《さんご》の五分玉には、針で突いたほどの穴があっても瑕《きず》は瑕に相違ないのです、五分玉としての価値はもうありませんが、この胆吹山に、一丈や二....
探偵夜話」より 著者:岡本綺堂
った。 彼女は富子と同い年の廿四で、眼の細いのと髪の毛のすこし縮れているのとを瑕にして、色白の品の好い立派な女振りであった。彼女も以前は竹本雛吉といって、やは....
夢は呼び交す」より 著者:蒲原有明
るらむ こんな歌が書いてある。感傷的な気分はあっても、読んでみて、それがすこしも瑕にはならない、好い歌として歌いあげられる。情緒と悟性との調和がそこに見られるか....
番町皿屋敷」より 著者:岡本綺堂
でもう満足するのである。その母の眼にうつったお菊の顔は、細おもてのやや寂しいのを瑕にして、色のすぐれて白い、眉の優しい、誰が見ても卑しくない美しい女であった。彼....
山寺の怪」より 著者:田中貢太郎
義者の主翁は己の家の客を恐ろしい処へやって、もし万一のことがあっては旅籠としての瑕にもなると思ったので強いて止めようとした。 「それでもお客様、この箱根のお山に....
孔子」より 著者:和辻哲郎
に衛の夫人とに因りて、その道を通ぜんと欲せり。(『淮南子』、泰族訓) 孔子、弥子瑕に道りて釐夫人を見たり。(『呂氏春秋』、慎大覧貴因) などという伝説が発生して....