瑞瑞しい[語句情報] » 瑞瑞しい

「瑞瑞しい〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

瑞瑞しいの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
夜の靴」より 著者:横光利一
み出ている。蝿の飛びまう羽音。馬鈴薯の転がった板の間の笹目から喰み出した夏菜類の瑞瑞しい葉脈――雨が霽れたり降ったりしている。 寺の和尚、菅井胡堂氏がおはぎを....
澪標」より 著者:外村繁
因る脳軟化症である。私の精神状態は急に緊張する。とく子に対して、青春時代のような瑞瑞しい愛情が湧く。静かではあるが、ずっと深いところから滾滾《こんこん》と湧いて....
性に眼覚める頃」より 著者:室生犀星
にこの新しい友を訪ねた。姉さんと母親との三人ぐらしで、友の室は二階の柿の若葉した瑞瑞しい窓際に机が据えられてあった。「新声」や「文庫」という雑誌が机の上に重ねて....