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「瑠璃草〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

瑠璃草の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
なりある。西洋草花にはロベリヤ、チヨノドクサの美しい碧色がある。春竜胆、勿忘草の瑠璃草も可憐な花である。紫陽花、ある種の渓※に赴く時、朝露にぬれそぼった小麦畑を....
ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
》寄った赤味がかった小さな顔をして、人のよさそうな青い眼は、やや色|褪《あ》せた瑠璃草《るりそう》のようにごく蒼白《あおじろ》かった。隙間《すきま》風が当たるの....
ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
さな顔は赤みがかって、人のよさそうな青《あお》い眼《め》が色《いろ》のさめかけた瑠璃草《るりそう》のような色合《いろあい》だった。隙間風《すきまかぜ》がきらいで....
ノンシャラン道中記」より 著者:久生十蘭
ォリエール》」と名付けし二輪馬車《ヴィクトリヤ》。空色の香紫欄花《ジロツフレ》に瑠璃草《ミオティス》で作った鳥籠の中でさえずるのは駒鳥にあらで、水仙黄《ナルシス....
ノンシャラン道中記」より 著者:久生十蘭
見ると、扉《ドア》の前にドロ山の険しい巓《みね》に生えている輝やくばかりの見事な瑠璃草《るりそう》が十六束置かれてあった。 一一、タラノ村の和楽、快心の合唱。....