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瑳
「瑳〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
瑳の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い：新字新仮名]
「忠直卿行状記」より 著者:菊池寛
った。 丹後は勝負に勝ちながら、怒り出した主君の心を解するに苦しんだ。彼は、咄
瑳に立ち去ろうとする忠直卿の袴の裾を捕えながら、 「いかが遊ばされた！ 殿には御....
「渋江抽斎」より 著者:森鴎外
を受けていたそうである。 辰盛は兄重光の二男｜輔之を下野から迎え、養子として玄
瑳と称えさせ、これに医学を授けた。即ち抽斎の高祖父である。輔之は享保十四年九月十....
「梅津只円翁伝」より 著者:杉山萠円
終った。名聞を求めず。栄達を願わず。米塩をかえりみずして、ただ自分自身の芸道の切
瑳琢磨と、子弟の鞭撻に精進した……という、ただそれだけの人物であった。 もしも....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
て帰るらん」と吟じた箍《たが》すなわち桶輪だ。この蛇赤と黒と入り乱れて斑を成し、
瑳《みが》いた磁器ごとく光り、長三｜乃至《ないし》六フィート、止期《やみご》なし....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
だ。これについて憶起するは、昔大阪のどこかへ狂歌師某が宝珠の絵の額面を掲げて、「
瑳《みが》いたら
瑳いたゞけに光るなり、性根玉でも何の玉でも」と書くと、いつの間に....
「次郎物語」より 著者:下村湖人
しようとでもいうんですか。」 「むろん、そうでしょう。表面は連絡提携とか、共励切
瑳とかうたうでしょうが。」 「そんなこと、急に思いついたんでしょうか。これまで私....
「学校教育における図書館の利用」より 著者:佐野友三郎
興なり。従来行われたる漢学塾の論講は他にいかなる短所ありとも一面より見れば互に切
瑳し相啓発するの効ありしは疑うべからず。この種の学風我国に跡を断たんとする今日却....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
。
「……ア、ア」
武蔵は、顔を俯つ伏せて、草へ泣き伏した。
きょうまでの切
瑳琢磨も、一敗地にまみれて、すべての精進苦行も、ここに空しく崩れてしまったかと思....
「野草雑記・野鳥雑記」より 著者:柳田国男
バ） 上総｜夷隅郡 イジクロ、イジワル 同上 フクロ 下総｜匝
瑳郡 フクラ 相模三浦郡 即ち最後のフクラ、フクロの如きも、こう....