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「瓦全〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

瓦全の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
自転車日記」より 著者:夏目漱石
善いから当り前の奴でやってみようと抗議を申し込む、もし採用されなかったら丈夫玉砕瓦全を恥ずとか何とか珍汾漢《ちんぷんかん》の気※《きえん》を吐こうと暗に下拵《し....
小説の内容論」より 著者:豊島与志雄
評者の方では、描写の巧拙を以て作品の価値を律せんとする。両者相俟って、玉砕を捨て瓦全を取らんとするに至る。かかる状態が続く時には、文壇は遂に行きづまることを免れ....
ヒューメーンということに就て」より 著者:豊島与志雄
ゆく時、文壇には行きづまった腐爛の空気が漂ってくる。――批評家の方に就て云えば、瓦全した作品と玉砕した作品との区別がつかなくなる、膚浅な作品と深刻な作品との見分....
カン」より 著者:長谷川伸
げるものと信じている。 むかし俳句を少し許りやったときの先達は、山本蕗庵、庄司瓦全、伊藤御春たどの諸氏で尻馬にのせてもらった私は、俳諧の本など一冊も読んだこと....