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瓦器
「瓦器〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
瓦器の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「尼提」より 著者:芥川竜之介
の一人である。
ある日の午後、尼提はいつものように諸家《しょけ》の糞尿を大きい
瓦器《がき》の中に集め、そのまた
瓦器を背に負ったまま、いろいろの店の軒《のき》を....
「虞美人草」より 著者:夏目漱石
《すずりばこ》は書物と共に違棚《ちがいだな》に移した。机の上には油を注《さ》した
瓦器《かわらけ》を供えて、昼ながらの灯火《ともしび》を一本の灯心《とうしん》に点....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
あてこみ》があるので、誠に返礼の心配が尋常でない。ところがその村に瓦師あり、先に
瓦器《かわらけ》を商主に贈った。今彼去らんとすと聞き、その婦これに告《い》いて、....
「東山時代における一縉紳の生活」より 著者:原勝郎
と、すぐにその一部を土岐への音物《いんもつ》にした。斎藤にも柳樽《やなぎだる》に
瓦器盛りの肴を添えて送ることもある。雉《きじ》に葱《ねぎ》を添えてやったこともあ....