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瓩
「瓩〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
瓩の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
った。 白日の下の大空襲! 二千機に余る精鋭なる米国空軍の襲来! 十五万|
瓩の爆弾を抱えた悪魔空中艦隊! この大空襲の報を耳にした帝都の住民の顔色は、其....
「デパートの絞刑吏」より 著者:大阪圭吉
だね。ところで、このバルーンの浮力はどれ位あるかね?」 「標準気圧の元では600
瓩は充分あります」 「600
瓩と言うと随分な重量だねえ。いや、有難う」 訊き終....
「死の快走船」より 著者:大阪圭吉
何貫ある?」 「何貫って、目方かね?」 「そうだ」 「よく覚えていないが、五十|
瓩内外だね」 「ふむ。よし」 と今度は下男に向って、 「君は?」 「私もよく覚....
「空襲警報」より 著者:海野十三
京に向かい、工業地帯たる向島区、城東区、本所区、深川区を空襲せよ。これがため一|
瓩の焼夷弾約四十トンを撒布すべし!」 「承知! 我等が司令! 直ちに行動を始めん....
「恢復期」より 著者:堀辰雄
?」 「あのね、昔はそれでも、叔母さんと僕とで目方を合せると叔父さんのよりは五|
瓩《キロ》ぐらい多かったでしょう。でも、もう駄目《だめ》なの。……僕はあの頃から....
「魔都」より 著者:久生十蘭
早く宗皇帝を相談役に抱え込んだ林の日安鉱業に一歩立遅れ、採掘面積六十万坪、年五万
瓩の優良ボーキサイト(アルミニュームの原鉱)の採掘権を林に先取されてしまった。小....
「昭和遊撃隊」より 著者:平田晋策
アッ、張学良がサッと右手を上げて合図をした! 爆弾投下だッ。 小さい二十|
瓩《キロ》爆弾がバラバラッと落ちて行く。『旗風』は見る見る水煙でつつまれた。火災....
「人工心臓」より 著者:小酒井不木
食物として蛋白質を口から摂取する必要は無くなるではありますまいか。人体は体重一|
瓩について一日二グラムの蛋白質があればよいという計算をした人がありますが、若し肺....
「イグアノドンの唄」より 著者:中谷宇吉郎
かって、不思議な魚が揚《あが》って来た。全体長一|米《メートル》半、目方七十五|
瓩《キロ》の大きい魚で、全身は青色に輝いた金属光沢を帯び、魚体は脂《あぶら》ぎっ....