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「瓶花〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

瓶花の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
連環記」より 著者:幸田露伴
のであって、其妻が徳川時代の分限者の洒落れた女房のように、わたしゃ此の家の床柱、瓶花は勝手にささしゃんせ、と澄ましかえって居てくれたなら論は無かったのだが、然様....
「太平洋漏水孔」漂流記」より 著者:小栗虫太郎
、キーッという叫び声とともに、ぐっと手応えがした。たしかに、「うつぼかずら」の大瓶花が小鳥をくわええたにちがいない。とそれをキューネが力まかせに引くと、一茎の攀....
三国志」より 著者:吉川英治
落ち着かない。絶えず胸さわぎのようなものを覚えていた。 秘園の春は浅く、帳裡の瓶花はまだ紅唇もかたい。 「貴妃、すぐれない顔色だが、どこか悪いのではないか」 ....