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甄別
「甄別〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
甄別の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「読書法」より 著者:戸坂潤
しながら、実際には唯物論と何の関係もない頭脳が甚だ多く見出される。こういう頭脳を
甄別するのにもっとも手近かな方法は、彼等が宗教に対してどういう態度を取るかをまず....
「科学論」より 著者:戸坂潤
不当を証明するものではない。それよりもこの考え方の効用は、普通その性質がハッキリ
甄別出来にくいような諸科学を、この方法のクリテリウムにかけてハッキリさせることが....
「現代小説展望」より 著者:豊島与志雄
る。 弁証法的唯物論による資本主義のからくりの暴露と、搾取階級と被搾取階級との
甄別《けんべつ》とは、広汎な社会主義運動をまき起し、ロシヤにおいてはボルシェヴィ....
「話の屑籠」より 著者:豊島与志雄
を一目で選り分ける。才能のある文学者も、話の屑籠のなかから、有用なものを、直ちに
甄別する。 話の屑籠のなかから拾いあげられた屑が、どういう風に作品のなかに書き....
「所謂批評の「科学性」についての考察」より 著者:戸坂潤
科学的理論的印象能力の薄弱さに関っている。本質的に高い仕事と本質的に低い仕事とを
甄別するのは、この印象の確実さである。印象はその人の眼の高さのバロメーターである....