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甌
「甌〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
甌の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「侏儒の言葉」より 著者:芥川竜之介
ない。
少時学語苦難円 唯道工夫半未全
到老始知非力取 三分人事七分天
趙
甌北《ちょうおうほく》の「論詩」の七絶はこの間の消息を伝えたものであろう。芸術は....
「秋山図」より 著者:芥川竜之介
《しゅうざんず》をご覧《らん》になったことがありますか?」
ある秋の夜《よ》、
甌香閣《おうこうかく》を訪《たず》ねた王石谷《おうせきこく》は、主人の※南田《う....
「馬の脚」より 著者:芥川竜之介
|如何《いかん》にあらず。常子夫人の夫たる忍野氏の責任如何にあり。
「それわが金
甌無欠《きんおうむけつ》の国体は家族主義の上に立つものなり。家族主義の上に立つも....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
うたんで、宗|卦《け》を作《な》し東に向えと告げた。その人水を乞うて飲むとて口を
甌中に着け牛が飲むごとし。宗の家を出て東に百余|歩行《ある》くと、従者と馬と皆虎....
「京に着ける夕」より 著者:夏目漱石
心を透《すか》して無限の幽境に赴《おもむ》くからは、身も魂も氷盤のごとく清く、雪
甌《せつおう》のごとく冷《ひやや》かでなくてはならぬ。太織の夜具のなかなる余はい....
「秋の鬼怒沼 」より 著者:木暮理太郎
もう前のように楽ではない。一度などは川底に紺屋の藍瓶を伏せたような濃藍色を呈した
甌穴の連っている間の縁を、股を没する急流に押されながら渉ったこともあった。湯沢の....