甘えっ子[語句情報] »
甘えっ子
「甘えっ子〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
甘えっ子の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「春の盗賊」より 著者:太宰治
の、いんちきの万年筆を、あやしげの口上でのべて売っているのだが、なにせ気の弱い、
甘えっ子だから、こないだも、泉法寺の縁日で、万年筆のれいの口上、この万年筆、今回....
「新ハムレット」より 著者:太宰治
ろか、私たちに甘えてお菓子をねだっているような具合なんですから、話になりません。
甘えっ子ですよ。朝から晩まで、周囲の者に、ほめられて可愛がられていたいのです。そ....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
べた。ルイザは彼を抱擁しながら、もうそんなことを考えてくれるなと頼んだ。彼は元来
甘えっ子だった。愛情をぶちまけてはいつも母に取り入っていた。昔クリストフはそれを....
「光り合ういのち」より 著者:倉田百三
にさえ解らないのだろうかと私は不思議でならなかった。人には私はお坊ちゃんらしい。
甘えっ子としか映らないらしかった。 「僕は七つの時から解りましたよ」 と私は逆....