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「甘皮〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

甘皮の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「いき」の構造」より 著者:九鬼周造
は「甘味」を考えても差支ないと信ずる。渋茶、甘茶、渋糟《しぶかす》、甘糟、渋皮、甘皮などの反対語の存在も、この対立関係を裏書する。しからば、これらの対立意味はど....
ある遊郭での出来事」より 著者:若杉鳥子
の方は――ったって、首も何もくっついちゃあいないといって宣いだろう、ぼんのくぼの甘皮一枚で僅かに胴と続いてるだけの話だ……』 『………………………………』 『女....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
けの傷であります。横擲《よこなぐ》りに擲った切先が少し残ったものですから、ホンの甘皮ばかり、そのほかは西瓜《すいか》を輪切りに切り損ねたのが斜めにパックリ口があ....
手仕事の日本」より 著者:柳宗悦
ら作られ、色は黄味を帯び極めて張りのある品であります。その黄味は天然の色で、楮の甘皮から出てくるものであります。本当に文字通り「生紙」という感じで、和紙の持味が....