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甘粛省
「甘粛省〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
甘粛省の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「柿の種」より 著者:寺田寅彦
地震の時に生じた断層線の長さは四百五十キロメートルに達した。 一九二〇年のシナ
甘粛省の地震には十万人の死者を生じた。 考えてみると、日本のような国では、少し....
「新西遊記」より 著者:久生十蘭
そうだが、甘珠爾(勅命訳一切経)は「経」ではなくて「仏」なのだ。北京版の甘珠爾は
甘粛省敦煌の雷音寺(千仏洞)の経窟におさめられているが、毎年、五月初めの灌仏会大....
「三国志」より 著者:吉川英治
なかろうかと見られた。 × × × ここに、西涼(
甘粛省・蘭州)の地にある董卓は、前に黄巾賊の討伐の際、その司令官ぶりは至って香し....
「三国志」より 著者:吉川英治
権を握れば、貂蝉ぐらいな美人はほかにもあるものと思い直した容子だった。 西涼(
甘粛省・蘭州)の地方におびただしい敗兵が流れこんだ。 ※塢の城から敗走した大軍....
「三国志」より 著者:吉川英治
だ」と、正直に云った。 「こうなさい――」荀攸は立ちどころに献策した。「西涼州(
甘粛省・陝西奥地一帯)の太守|馬騰をお召しになり、彼の擁している匈奴の猛兵や、今....
「三国志」より 著者:吉川英治
に出たのであった。 忽然と、蒙古高原にあらわれて、胡夷の猛兵をしたがえ、隴西(
甘粛省)の州郡をたちまち伐り奪って、日に日に旗を増している一軍があった。 建安....
「三国志」より 著者:吉川英治
いだにも喧伝された。 第一路は。――遼東|鮮卑国(遼寧省)の兵五万が、西平関(
甘粛省・西寧)を犯して四川へ進攻して来るもの。 第二路は。――南蛮王(貴州・雲....
「三国志」より 著者:吉川英治
しさを多分に持った彼とその幕下は、逃げ崩れてゆく姿まで絢爛だった。そして南安郡(
甘粛省・蘭州の東)の城中へ入り、これへ諸方の大軍を吸って堅固を恃んだ。南安は著名....