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甘辛
「甘辛〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
甘辛の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「新版 放浪記」より 著者:林芙美子
りさんを売りに来る。声が近くになり、また遠くなってゆく。狐寿司はうまいだろうな。
甘辛い油揚げの中にいっぱいつまった飯、じとじと汁がたれそうなかんぴょうの帯。
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「十八番料理集」より 著者:宮本百合子
すがどうも胡麻をかけただけでは物足りないので一工夫して、挽肉を味噌、醤油、砂糖で
甘辛くどろりと煮て胡麻などの代りにかけていただきます。 中々誰にでも喜ばれます....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
が、民衆を標榜《ひょうぼう》して打って出でると、それに五千の投票が集まるという、
甘辛せんべいみたような帝都の人気を、苦笑しているわけでもないのであります。 宇....
「明日は天気になれ」より 著者:坂口安吾
んなチャンコ鍋である。 中に最も手のこんだのをソップだきと云って、一日がかりで
甘辛の味のついたソップをつくり、これに獣魚、野菜をぶちこんで食う。ソップづくりに....
「鮑の水貝」より 著者:北大路魯山人
るのは、総じて魚は生の肉が一番美味いことを証明していると言えよう。 そのほか、
甘辛く味付けして煮て食べるのもよい。これはただ煮ればよいのであるから、つくり方は....