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生き仏
「生き仏〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
生き仏の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「二十世紀旗手」より 著者:太宰治
、愛嬌《あいきょう》あって、たのもしいね。まこと本場の悪人は、不思議や、生き神、
生き仏、良心あって、しっかりもの。しかも裏の事実は一人の例外なしに、堂々、不正の....
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
れだして、赤い信女がこっそり寺の庫裡《くり》へ消えて、数珠《じゅず》と杯を両手の
生き仏から怪しい引導を渡されるのもこの月にしばしば聞くうわさの一つです。 朝、....
「人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
れたチベット貴婦人、尼僧や高僧《ギクー》をしたがえて活仏《げぶつ》が到着した。|
生き仏さま《ミンチ・フツクツ》、|おう、蓮芯の賓石よ《オムマニ・バートメ》、南無....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
めましょう」 劉はかの僧をたずねて、冗談のように話しかけた。 「あなたのような
生き仏は、色情のことはなんにもお考えになりますまいな」 「久しく修業を積んでいま....
「出家とその弟子」より 著者:倉田百三
様の御法会でございますもの。 僧二 そのはずでもありましょうよ。御存命中は黒谷の
生き仏様とあがめられていらっしゃいましたからね。土佐へ御流罪の時などは、七条から....