生き証人[語句情報] »
生き証人
「生き証人〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
生き証人の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「「迷いの末は」」より 著者:宮本百合子
理解していないものがどうして他国の文化を理解することが出来よう。梶は、そのことの
生き証人の如き観がある。梶は、国際列車にもまだ沢山の乗換場所がいる、というような....
「明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
ません。ひとつ、大事なことを、おききしようじゃないか。幸いここには英信さんという
生き証人がいるから、神様のお告げが正しいかどうか教えてもらうことができる。今日は....
「三国志」より 著者:吉川英治
すると、曹操は横あいから、その脛を跳ねとばした。 「不逞漢めっ。予の面前で、予の
生き証人を何とする気だ。――汝らことごとく前非を悔い、ここにおいて有ていにすべて....
「三国志」より 著者:吉川英治
よかろう」 「ほ。そうですか。それはかたじけない。――ここには、魯粛、孔明という
生き証人もいること、都督の今のおことばをよく聞いておいてもらいたい」 「大丈夫の....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
俯っ伏していた、うら若い女房が見えた。 「……そうだ、今は、日野俊基の行方を知る
生き証人は、この女と、女の良人としかいないのだ。大事に生かしておいて、責めねばな....