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生け
「生け〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
生けの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「片恋」より 著者:芥川竜之介
の乃木《のぎ》大将の掛物がかかっていて、その前に造花《ぞうか》の牡丹《ぼたん》が
生けてあると云う体裁だがね。夕方から雨がふったのと、人数《にんず》も割に少かった....
「年末の一日」より 著者:芥川竜之介
K君の先に立ったまま、右側の小みちへ曲って行った。小みちは要冬青《かなめもち》の
生け垣や赤※《あかさび》のふいた鉄柵《てつさく》の中に大小の墓を並べていた。が、....
「星座」より 著者:有島武郎
。
「どうだ、ありがたかろう」
床の正面に、半分枯れかかった樺色と白との野菊を
生けて、駄菓子でこね上げたような花瓶のおいてあったのを、障子の隅におろしてしまっ....
「生きている腸」より 著者:海野十三
いところがあると、彼はガラス管にむかって恭々しく敬礼をささげたのだった。 彼は
生ける腸《はらわた》を、部屋の中央に飾りつけた。天井から紐をぶら下げ、それにガラ....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
神々たちが生れ、その中にはナイルの神のオシリスもいた。暖かい日光の下に、あらゆる
生けるもの、すなわち、植物も動物も人間も発達した。ある二三の口碑によるとこれは温....
「春の潮」より 著者:伊藤左千夫
人に似合わず解らない老人だ。それだからあなたは子に不孝な人だというのだ。生きとし
生けるもの子をかばわぬものはない、あなたにはわが子をかばうという料簡がないだなあ....
「世界怪談名作集」より 著者:アンドレーエフレオニード・ニコラーエヴィチ
。 彼はこう思っていたのである。人間にとって、人生を楽しむと、すべての生きとし
生けるものの美に法悦するほど好いことはない。そこで、彼は自分の独自の人生観の真理....
「湯女の魂」より 著者:泉鏡花
は申すまでもなく、絹布の上、枕頭の火桶へ湯沸を掛けて、茶盆をそれへ、煙草盆に火を
生ける、手当が行届くのでありまする。 あまりの上首尾、小宮山は空可恐しく思って....
「真夏の夢」より 著者:有島武郎
た。しかしてそこには水があると見こみをつけてそっちに行ってみました。 途中には
生けがきに取りめぐらされて白い門のある小さな住居のあるのを見ましたが、戸は開いた....
「歯車」より 著者:芥川竜之介
いるのはいつかプラットフォオムに変っていた。それは田舎の停車場だったと見え、長い
生け垣のあるプラットフォオムだった。そこには又Hと云う大学生や年をとった女も佇ん....
「しっかり者のすずの兵隊」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
まで来ていました。舟は、兵隊をのせたまま、押し流されました。すずの兵隊は、でも一
生けんめいつッぱりかえっていて、それこそまぶたひとつ動かしたとはいえません。お舟....
「旅なかま」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
て、したたかむちでぶちました。王女は、あられがひどい、ひどいとこぼし、こぼし、一
生けんめいにげて、やっと寝べやの窓から、なかへはいりました。旅なかまも、それなり....
「野のはくちょう」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
てくれるつもりでした。すると、ツグミも窓の格子の所にとまって、ひとばんじゅう、一
生けんめい、おもしろい歌をうたって、気をおとさないようにとはげましてくれました。....
「最初の出品画」より 著者:上村松園
いる、といった極く簡単なもので、まず春には一ばん年端の若い娘を描き、梅と椿の花を
生けている処。夏は前の娘よりはいくらか年の上の、まあ、すぐ年上の姉ぐらいの娘が絽....
「透明人間」より 著者:ウェルズハーバート・ジョージ
もちろん、見えない首をしめあげるのだから、ずいぶんおかしなものだったが、巡査は一
生けんめいだった。 男は苦しがって、巡査のむこうずねをけとばした。 「足をつか....