生れ月[語句情報] »
生れ月
「生れ月〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
生れ月の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「妖婆」より 著者:芥川竜之介
ねたそうです。「男は二十三――酉年です。」「女はの。」「十七。」「卯年よの。」「
生れ月《づき》は――」「措《お》かっしゃい。年ばかりでも知りょうての。」婆はこう....
「道標」より 著者:宮本百合子
チになったとしても紫水晶の重さにふさわしい豊満な胸が自分にはないと思った。二月の
生れ月の宝石は紫水晶だからと、素子はその耳飾りを見つけて来てくれた。そして、伸子....
「寒の梅」より 著者:宮本百合子
ん結婚十五年というので、何婚式になるんだろうと当用日記のうしろを見たら、これまで
生れ月の宝石だの結婚記念などのあった欄が、すっかり「ス・フの知識」に変っていた。....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
二十年 陶婚 七十五年 ダイアモンド
┌────────────┐
│
生れ月の宝石 │
├────────────┤
│十月 オパールかト....
「九段」より 著者:坂口安吾
幼稚園、最低学年用のものに相違ない。 「マダムのお嬢さんにたのまれたのですけど、
生れ月日の下へサインして、感想欄のところへ何か感想を書いて下さいッて」 なるほ....
「鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
袋――それには、紺紙金泥の観音の像に添えて、世阿弥とお才とが仲の一女、お綱の干支
生れ月までが、明らかに誌してあった。 もう、疑う余地もないが、残る脇差の方をし....