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生字
「生字〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
生字の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
》ってこれを殺し、傍観しいた狐がこの通り人も字を知らば賢くないと言うとある。〈人
生字を識るこれ憂苦の初め〉だ。さて字よりも一層憂苦の初めなのが色で、ベン・シラも....
「婦人の創造力」より 著者:宮本百合子
るという位置の人でも地位は男より低い。古い古い女の人を見ると、うちの国宝だとか、
生字引だとか、女でないものになったような扱いをする。そういうことから、苦しくて罷....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
っているつもりはないが、やっぱり行く先の目的――名所古蹟が何です、それをたずねて
生字引になるはずでもないでしょう。山や水がちょっとばかり取りすまして見せたところ....
「二十一」より 著者:坂口安吾
タイプライタアだのエレベエタアでなきゃこの節はやらねえや。大丈夫かい、と言う。先
生字が読めないのだと分ったから、読んでごらん、と言うと、ジロリと睨んでアッサリ原....