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生害
「生害〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
生害の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「佐橋甚五郎」より 著者:森鴎外
山殿《つきやまどの》事件が起こって、信康はむざんにも信長の嫌疑《けんぎ》のために
生害《しょうがい》した。後に将軍職を承《う》け継いだ三男|長丸《おさまる》(秀忠....
「賤ヶ岳合戦」より 著者:菊池寛
、京都の凶報が秀吉の陣に達したのは、六月三日|子の刻であるが、五日の朝まで、信長
生害の事を秘して、終に毛利との媾和に成功した。和成るや飛ぶが如くに馳せ上って、光....
「真田幸村」より 著者:菊池寛
で、愈々合戦の開かれんとする時、幸村は一子大助を呼んで、「汝は城に還りて、君が御
生害を見届け後果つべし」と言った。が、大助は「そのことは譜代の近習にまかせて置け....
「魔法修行者」より 著者:幸田露伴
れては三好に権を張り威を立てらるるばかりである、是非ないことであるから、政元公に
生害をすすめ、丹波の源九郎殿を以て管領家を相続させ、我※が天下の権を取ろう、と一....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
と人を軽蔑する奴から退治せにゃいかん、天皇様と百姓の間をさまたげる、もろもろの寄
生害虫から退治せにゃ、国は治まるものではござらぬ、百姓大腹ナレバ国富ミテ兵強ク、....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
末期のおすがたを、拝すにたえないのでござりまする」 「…………」 「さるゆえ、御
生害を仰ぐにも、市の人目の中で、辱をお与えしてはならじと、家来どもにも申しつけ、....