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生月
「生月〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
生月の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「川中島合戦」より 著者:菊池寛
を立烏帽子白妙の練絹を以て行人包になし、二尺四寸五分順慶長光の太刀を抜き放ち、放
生月毛と名づくる名馬に跨り、摩利支天の再来を思わせる恰好をしていた。 今や、信....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
あらば、畜類にもそんな物あるべしとの想像から出たものか、肥前平戸より三里ほどなる
生月島《いけづきじま》に、古来牧馬場あり、かつて頼朝の名乗|生嘱《いけずき》を出....
「郷介法師」より 著者:国枝史郎
う、将門をせめろ」 そこで将門は引き出された。丈高く肥え太り、鬣荒く尾筒長く、
生月、磨墨、漢の赤兎目もこれまでであろうと思われるような、威風堂々たる逸物であっ....
「姫柚子の讃」より 著者:佐藤垢石
、最上川の緑を縫った棧道をさかのぼり、陸奥の藤原領へ越える峠の一夜、足をとどめた
生月の村の方からくる源遠き峡水であるから、ここに棲む鰍の味が肥えているのは当然の....
「童子」より 著者:室生犀星
無邪気なところを微笑んで味うことができ、赤児はすこしずつ笑うようになった。 誕
生月が過ぎても、まだ歯がでなかったばかりでなく、這うこともしなかった。やっと抱き....