生水[語句情報] »
生水
「生水〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
生水の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「天主閣の音」より 著者:国枝史郎
に在るのは主屋らしい。香具師は夫れから観察した。 「うん中の間が九六の間取だ。金
生水の相生で、万福集川諸願成就繁昌息災を狙ったものらしい。つづいて五三の間取があ....
「空襲警報」より 著者:海野十三
まあ、しっかりして下さい。今からでも、まだ遅くはない。すぐ手を廻して、町の人々に
生水を飲むなと知らせるのですね」 「どうして知らせたらいいでしょう。こんなことが....
「踊る地平線」より 著者:谷譲次
った。やがて私は、すこし向うの卓子に、鼻の穴から毛の生えてるリヨンの老生糸商と、
生水・ENOの果実塩・亜米利加産|肉豆※・芽玉菜だけの食養生を厳守することによっ....
「肝臓先生」より 著者:坂口安吾
(ただし昔の話。戦後は漁区が縮小されている)一ヶ月、二ヶ月の遠洋漁業にでる彼らは
生水のほかに米と塩しか積むことができないし、伊東は元来山地であるから、耕作すべき....
「日本文化私観」より 著者:坂口安吾
るから「永遠ではない」という意味ではない。建築は火に焼けるし人はやがて死ぬから人
生水の泡の如きものだというのは『方丈記』の思想で、タウトは『方丈記』を愛したが、....
「中支遊記」より 著者:上村松園
うに……」と言われた上に、追いかけるようにして、 「それからどんなことがあっても
生水だけはのみなさるな」 と、細かい注意をして下さるのであった。これは常々兵隊....
「死の接吻」より 著者:小酒井不木
は当然のことであった。そこで水が非常に貴重なものとなった。それは然し、某大新聞が
生水宣伝をしたためばかりではなかった。氷の値が鰻上りに上った。N製氷会社の社長は....
「妖怪学」より 著者:井上円了
るの類をいう。左にその表を掲ぐべし。 水生木 木生火 火生土 土生金 金
生水 水剋火 火剋金 金剋木 木剋土 土剋水 ある書にその解を与えて曰....
「迷信解」より 著者:井上円了
る。また火生土とは、火にて物を焼けば灰となり、灰は土となるとの説明である。また金
生水とは、鉱山を掘るには、鉱石の間より水出ずるとの説明じゃ。水生木とは、木は水の....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
して飲まないのに限りますけれども戦地ではその事を実行出来ない場合もありましょう。
生水を飲む時は必ず消毒剤とともに飲まなければなりません。しかし人は習慣次第で
生水....
「母の手毬歌」より 著者:柳田国男
ら、ゆっくりしてかえったので親の生前にあうことが出来ず、その罰で今も日に三どずつ
生水を吐いて、ひもじい思いをしているが、雀は機ごしらえようになったのである。つま....