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生産様式
「生産様式〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
生産様式の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「道徳の観念」より 著者:戸坂潤
は社会の生産機構乃至生産関係からの、云わば物質的な歴史的所産に他ならない。一切の
生産様式は、社会規範となることによって初めて、人間の社会生活を、人間の社会に於け....
「絶対矛盾的自己同一」より 著者:西田幾多郎
行と考えられるであろう。しかし歴史的世界において現実的に時と考えられるものはその
生産様式というべきものであろう。作られたものから作るものへということでなければな....
「それらの国々でも」より 著者:宮本百合子
とする侵略政策をやめて、当時発達していたドイツの科学と工業の実力で平和で人民的な
生産様式をもつ国――社会主義の要素の多い社会に前進しようと欲した。しかし、同じ戦....
「科学論」より 著者:戸坂潤
於ては、云うまでもなく資本制組織であり、或いは之に集約された限りの前資本主義的諸
生産様式のものである。資本制の経済機構(政治機構其の他は後に見る)がそこで、自然....
「日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
た時代ではないが啓蒙されつつある時代だと呼んでいる。イギリス・フランスに較べて、
生産様式と文化意識とが著しく後れていた当時のドイツにしてからが、すでに「啓蒙され....
「現代唯物論講話」より 著者:戸坂潤
つの唯物論的概念でなくてはならない。
物的な生産力の与件は、社会に於ける一定の
生産様式を造り出し、この
生産様式がそれに対応する一定の物質的生産諸関係をなり立た....
「調査機関」より 著者:中井正一
いても、産業革命以前までは、経済財の生産は手工業によってなされたのであるが、その
生産様式の下においては、生産技術の獲得は、徒弟として年季奉公をしながら修得すると....