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生臙脂
「生臙脂〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
生臙脂の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「菊模様皿山奇談」より 著者:三遊亭円朝
の様な皿かと尋ねましたら、非常に良い皿で、色は紫がゝった処もあり、また赤いような
生臙脂がゝった処があり、それに青貝のようにピカ/\した処もあると云いますから、交....
「高原の太陽」より 著者:岡本かの子
屋である。障子を開けひろげた座敷から木の茂みや花の梢を越して、町の灯あかりが薄い
生臙脂いろに晩春の闇の空をほのかに染め上げ、その紗のような灯あかりに透けて、上野....
「幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
から、平生の稽古にも本式で掛からせるという師匠の教授法なのです。で、朱にしても、
生臙脂にして、墨一|挺、面相一本でもなかなか金銭が掛かります。しかし金銭が掛かる....