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生茂る
「生茂る〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
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検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「七宝の柱」より 著者:泉鏡花
……処々巌蒼く、ぽっと薄紅く草が染まる。嬉しや日が当ると思えば、角ぐむ蘆に交り、
生茂る根笹を分けて、さびしく石楠花が咲くのであった。 奥の道は、いよいよ深きに....
「里の今昔」より 著者:永井荷風
々まばらになって、道もややひろく、その両側を流れる溝《どぶ》の水に石橋をわたし、
生茂る竹むらをそのままの垣にした閑雅な門構の家がつづき出す。わたくしはかつてそれ....