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産まる
「産まる〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
産まるの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
偕《ともな》われ居るを見なんだ。因って想うに四疋孕んでその内一、二疋は必ず死んで
産まるるんだろう。インド土人いわく虎子を生まばきっとその一疋は父虎に食わると、ロ....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
を炊《かし》いで食すから、馬が皆絶える、またいかな好《よ》い馬を将《も》ち来るも
産まるる子は詰まらぬものばかり、さてこの地本来馬を産せず、アラビヤ辺の商人、毎年....
「ベエトォフェンの面」より 著者:和辻哲郎
う意味ではない。製作は花、生活は根である。一つの生に貫ぬかれてはいるが、産む者と
産まるる者との相違はある。偉大な花は深く張った根からでなくては産まれない。 真....
「遠野物語」より 著者:柳田国男
産はきわめて難産なりしが、或る者のいうには、馬槽に水をたたえその中にて産まば安く
産まるべしとのことにて、これを試みたれば果してその通りなりき。その子は手に水掻あ....