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用務員
「用務員〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
用務員の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
。 「あれは、ほら」お妻は首をふって思い出そうと努力した。「亀さんちの、区役所の
用務員さんで、そうそう、浅川亀之助という名前だった、あの亀さんの末ッ子ですよ」 ....
「赤外線男」より 著者:海野十三
ケットの底に、堅いものが触れた。 「ああ、桃枝から手紙が来ていたっけ」 今朝、
用務員が門のところで手渡してくれた四角い洋封筒をとりだした。発信人は「岡見桃助」....
「柿色の紙風船」より 著者:海野十三
者のことは兎に角、ラジウムはどっかそこら辺の廊下にでも落ちていまいかというので、
用務員は勿論、看護婦までが総出で探しまわった。 「無い……」 「どうも見つからん....
「地球盗難」より 著者:海野十三
中はその幽霊のことで大騒ぎじゃ。太郎作のところへ出たのが最初で、それから小学校の
用務員室に出る、酒屋の喜十の店先に出る……そんなわけであっちからもこっちからもの....
「デパートの絞刑吏」より 著者:大阪圭吉
の中ではこの野口君と私と、其処に立っている五人と、都合七人でした。それから雑役の
用務員さんの方で彼処にいる三人を加え、全部で十人の宿直でした。そんなわけで同じ宿....
「キド効果」より 著者:海野十三
そのとき入口の扉がパクリと開いて、一度も笑っている顔を見たことが無いといわれる
用務員・喜見田が入ってきた。彼は無言のまま教壇に近づくと、一枚の紙片をその上に載....
「私の履歴書」より 著者:井上貞治郎
口ぐせのようにいっていた。『よし偉いもんになったるぞ』私は当時神戸の生糸検査所の
用務員をしていた同村の和助さんにつれられ、母が渡してくれた銅貨まじりのがま口をふ....