用心籠[語句情報] » 用心籠

「用心籠〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

用心籠の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
足迹」より 著者:徳田秋声
お庄|母子は家の片着けにかかっていた。箪笥の抽斗が残らず抽き出され、錠の卸された用心籠や風を入れたことのないような行李が、押入れの奥から引っ張り出された。そんな....
乳を刺す」より 著者:邦枝完二
たが……」 「少々お待ち下さいまし」 伝七は、向こうの土間の天井に吊るしてある用心籠など眺めながら黙って待った。 と、間もなく老婆は引き返して来た。 「お待....
こがらし」より 著者:岩本素白
吹き落され、毎日こがらしが残って居たし、又火事の時に雑物を入れて運び出すために、用心籠と称する長持のような大きな竹籠が用意されて居た程であった。 そういう晩秋....