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用所
「用所〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
用所の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「奥の海」より 著者:久生十蘭
と二人扶持をもらって渡り用人になるのだが、そこまでもいかない。 泉通りにある御
用所の長屋をもらい、三十になっても独身で、雇三一《やといさんぴん》の気楽な境界に....
「丹那山の怪」より 著者:江見水蔭
勝利を得たのが椎茸畑の番人|政十郎の娘お露であった。 お霧は最近まで、御青物御
用所神田竪大工町の御納屋に奉公に出ていて、江戸|馴れている上に、丹那小町と呼ばれ....
「福沢諭吉」より 著者:服部之総
読者大衆をこの書に獲得させたのである。 無表情のまま日々江戸城内の外国方翻訳御
用所へ出勤し、帰れば福沢塾で英語を教え、佐幕派の人間とも倒幕派の人間とも交際はあ....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
らにあるお邸は、お住居ではない。お蔵やしきと、御普請お手伝いのためにある材木の御
用所だけだ」 「じゃあ、殿様も御家来方も日ヶ窪とやらにいるんですか」 「うむ」 ....