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用捨箱
「用捨箱〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
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検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
は臭気で悪霊を禦ぐは分りやすいが、笊《ざる》を何故用いるか。種彦《たねひこ》の『
用捨箱《ようしゃばこ》』巻上に、ある島国にていと暗き夜、鬼の遊行するとて戸外へ出....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
の下に空腹ながら時ならぬ春を催しやした。かくてあるべきにあらざれば下宿へ還って『
用捨箱《ようしゃばこ》』を繙《ひもと》くと「鍋取公家《なべとりくげ》というは卑し....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
別当《いなべっとう》、それを斎藤別当に因んで実盛《さねもり》というに及んだ由(『
用捨箱』下)。この虫盛んな年は大勢|松明《たいまつ》行列して実盛様の御弔いと唱え....
「江戸芸術論」より 著者:永井荷風
|往々《おうおう》弁じがたきものあり。これ既に柳亭種彦《りゅうていたねひこ》が『
用捨箱《ようしゃばこ》』にいふところ。世人しばしば俳諧|附合《つけあい》の両句を....