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用無し
「用無し〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
用無しの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「運命」より 著者:幸田露伴
、衆将も皆どよめき立って勇みぬ。彼邦の制、天子の屋は、葺くに黄瓦を以てす、旧瓦は
用無し、まさに黄なるに易るべし、といえる道衍が一語は、時に取っての活人剣、燕王宮....
「ムツェンスク郡のマクベス夫人」より 著者:神西清
だった。 監獄病院で、生まれ落ちた赤んぼを渡された時でさえ、彼女は『ふん、もう
用無しだわ!』と言ったきり、くるりと壁の方へ寝がえりを打って、うめき声一つ、泣き....
「活人形」より 著者:泉鏡花
。こは必ず八蔵が何とかして便を得て、前に奪い出だせるならん。さすれば我はこの家に
用無し。長居は無益と何気無く、「これは、怪しからん。ふとすると先刻遁失せた悪漢が....