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用量
「用量〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
用量の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「人間失格」より 著者:太宰治
屋の間を半狂乱の姿で往復しているばかりなのでした。 いくら仕事をしても、薬の使
用量もしたがってふえているので、薬代の借りがおそろしいほどの額にのぼり、奥さんは....
「麻雀殺人事件」より 著者:海野十三
を槍や矢の先に塗って敵と闘いますが、これが傷口から入ると心臓|麻痺をおこします。
用量が極めてすくなくてよいので効目があるのです」 「そんな毒薬をよく、川丘みどり....
「肝臓先生」より 著者:坂口安吾
してそれ以後の先生の請求書には、流行性肝臓炎の病名が益々増加拡散して、葡萄糖の使
用量も激増したが、それはアテツケにしたことではなく、かくも先生を憂慮せしめる事態....
「わが精神の周囲」より 著者:坂口安吾
服用したとは思わぬうちに、春の病状をくりかえしていた。私は春の七八分の一程度の服
用量だからと安心しているうちに、すでに中毒症状に陥ちこんでいたのであった。 ま....
「経済学及び課税の諸原理」より 著者:吉田秀夫
すなわち二五%だけ騰貴するであろう。しかしそれが貨幣として用いられる結果として使
用量が一〇〇、〇〇〇オンスであるならば、それは十年以内には価値において四分の一だ....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
いの楽譜に「マミムメモ」系の唇音に限って清濁撥音とも使用せられず、また濁撥音の使
用量が全体的に甚だ少いというのは、たまたまこの楽譜に限った暗合かも知れないけれど....
「随筆 新平家」より 著者:吉川英治
飲むことはたいへんなものです。一昨年の茶業組合の統計でしたが、なんでも、抹茶の使
用量は、名古屋だけで、一日五十貫ということでしたが」と、松尾宗匠の話であった。 ....