田上[語句情報] » 田上

「田上〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

田上の前後の文節・文章を表示しています。該当する13件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
武蔵野」より 著者:国木田独歩
新宿に入り四谷上水となる。また井頭池《いのかしらいけ》善福池などより流れ出でて神田上水《かんだじょうすい》となるもの。目黒辺を流れて品海《ひんかい》に入るもの。....
空襲葬送曲」より 著者:海野十三
乱の市内へ、飛び出して行ったのです。正午近くになって、わたくし達の、偵察機が、神田上空を通るとき、運よく、帆村君の、反射鏡信号を、発見したというわけです」 中....
賤ヶ岳合戦」より 著者:菊池寛
し気味である。此時刻には、秀吉の大軍も木の本辺に充ち満ちて居たのである。先発隊は田上山を上りつつあったのであるが、そのうち誰云うとなく、盛政の陣中で、秀吉来れり....
涼味数題」より 著者:寺田寅彦
で、夕風の涼しさは東京名物の一つであろう。夕食後|風呂を浴びて無帽の浴衣がけで神田上野あたりの大通りを吹き抜ける涼風に吹かれることを考えると、暑い汽車に乗って暑....
旧聞日本橋」より 著者:長谷川時雨
のある――泉水などもある庭をもった二階家で、丁度そこの塀を二塀ばかりきりとって神田上水の井戸があるのを、塩せんべ屋のお婆さんが井戸番をしているようなかたちだった....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
一二回四通 四七・五二 一、同 三、四回四通 五九・一八 一、袴田上申書 三通 四四・二二 一、袴田公判記録 四通 四一・一四 ....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
のは一〇・三〇に願うというわけでした。 それと、あとの速記 九〇・〇〇 袴田上申 二 三二・一六 その他の謄写 四九・八〇 合計 ....
次郎物語」より 著者:下村湖人
れで朝倉先生をおたずねしたってこと、平尾が自分で君に話したんかい。」 「ううん、田上にきいたんだ。」 田上というのはもうひとりの総務である。 「田上はいったい....
新春・日本の空を飛ぶ」より 著者:坂口安吾
。 往路は見物がてら諸方ゆっくり回って二時間半。復路はまッすぐ一時間十三分。下田上空をすぎて下降、一直線に羽田へ滑りこむ。着陸のバウンド皆無。あざやかな手並。....
魔都」より 著者:久生十蘭
。……ああ、なぜこんな簡単なことが今までわからなかったのだろう。……江戸時代の神田上水の大|伏樋《ふせど》が、まるで迷路《ラビリンズ》のようにこの辺の地下を走っ....
手仕事の日本」より 著者:柳宗悦
りましょう。古作品には非常によいものがあります。 いい忘れましたが、栗太郡|上田上村|桐生では、御用品として年々良質の「雁皮紙」を漉きます。「雁皮紙」は和紙の....
三国志」より 著者:吉川英治
た。地勢の按配と双方の力の伯仲しているこの軍は、ちょうどわが朝の川中島における武田上杉の対戦に似ているといってもよい。 「いかに、河北の軍勢でも、これでは近づき....
私本太平記」より 著者:吉川英治
とは、その時刻の声だった。 尊氏の軍は、伏見へ出、このさいまたも、馬淵義綱、田上正氏などの降将とその兵九百人を加えていた。 そして味方の細川定禅、赤松円心....