田中新兵衛[語句情報] »
田中新兵衛
「田中新兵衛〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
田中新兵衛の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
ずのを、いざ別るる時になって名乗り合ってみると、壮士の言うには、 「拙者は薩州の
田中新兵衛」
田中新兵衛は飄然《ひょうぜん》として、どこへか行ってしまった。 ....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
》も取らないで柱によりかかっている。 襖《ふすま》一重の次の間で、 「拙者は、
田中新兵衛の仕業《しわざ》に相違ないと思う」 「いや、拙者はそう思わぬ、田中はそ....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
新撰組の一人で山崎|譲《ゆずる》という男、かつて竜之助が逢坂山《おうさかやま》で
田中新兵衛と果し合いをした時に、香取流《かとりりゅう》の棒を振《ふる》って仲裁に....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
は、二三歩すさって身構えざるを得なかったものです。 「喫驚《びっくり》したかな、
田中新兵衛だよ、示現流《じげんりゅう》の、主水正正清《もんどのしょうまさきよ》の....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
うと、必ずしもそうでもないようです。 またしても、人を待つものらしい。行きには
田中新兵衛あたりの人の気配を感じたが、戻りにもまたこのあたりで、どうやら、己《お....