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田人
「田人〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
田人の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「日記」より 著者:宮本百合子
のひどくなったのと声のすまないのでああ云う程の芸人の末路は暗いものに思われた。竹
田人形は一番私の心にかなった。極ク単純なそして又ごくクラシックなおもかげをもって....
「穀神としての牛に関する民俗」より 著者:中山太郎
とのみいうのはどうかと思う。古語拾遺に『大地主神、田を営るの日、牛の宍《しし》を
田人に食はせ』たことや、さらに、『宜しく牛の宍を以て、溝の口に置かせた』ことがあ....
「木綿以前の事」より 著者:柳田国男
んでいる地方は多い。おそらくは最初或る特殊の作業の日だけに、こういう食物を調えて
田人をねぎろうていた習慣が、追々に拡張してきたものであろう。しかも烈しく働く日が....
「こども風土記」より 著者:柳田国男
今もまだ少年少女の領分である。 明きの方から早乙女が参った といったり、または、
田人に来たよ 小苗ぶちが来いした などといって、彼ら自身もなんのことだか知らずに....
「年中行事覚書」より 著者:柳田国男
れを説こうとしたものであった。島根広島二県の間に行われる大田植には、サゲと称する
田人の頭取が、高い杖を携えて出場する。サゲはおそらくその杖の名で、サの木だからサ....
「母の手毬歌」より 著者:柳田国男
とよりも、前からあったかも知れぬのである。 日本のもっとも古い書物の中にも女が
田人に食べ物を持って行くという話がのせられている。またそういう婦人になにかふしぎ....
「牛捨場馬捨場」より 著者:喜田貞吉
牛肉を肴として酒を飲んだものであろう。また「古語拾遺」には大地主神が、牛肉を以て
田人に喰わしめたが為に、大年神の怒りにあったともある。怒りにあったとしても古代国....