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田沢稲舟
「田沢稲舟〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
田沢稲舟の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「文学における今日の日本的なるもの」より 著者:宮本百合子
あるが、私に一つのことを想い起させた。それは、明治二十何年という時代、三宅花圃、
田沢稲舟などという婦人が、短篇小説を当時の文芸倶楽部にのせた時、出版書店は御礼と....
「婦人と文学」より 著者:宮本百合子
思う。 山田美妙との恋愛の紛糾から、習作を未だいくらも脱しない小説をかいていた
田沢稲舟が自殺したのは、一葉の死と同じ二十九年の出来事であった。 一葉の死の直....
「婦人作家」より 著者:宮本百合子
った。木村曙「婦女の鑑」が読売新聞に連載され、清水紫琴「こわれ指輪」、北田薄氷、
田沢稲舟、大塚楠緒子、小金井喜美子(鴎外妹)の翻訳、レルモントフの「浴泉記」、ヒ....
「明治美人伝」より 著者:長谷川時雨
美人伝へおくらなければなるまい。書洩《かきもら》してならない人に、樋口一葉女史、
田沢稲舟《たざわいなぶね》女史、大塚楠緒子《おおつかなおこ》女史があるが余り長く....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
ろがあり、些かはその点にもふれたい。それに、山田美妙とのいきさつによって自殺した
田沢稲舟という婦人作家の社会からうけた儒教的な批判の性質、自然主義以前の馬琴的文....