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「由布〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

由布の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
火山の名について」より 著者:寺田寅彦
」をうまくはめ込んだものらしいと思われるふしもある。むしろ北海道の岩雄山や九州の由布岳などと関係がありはしないかと疑われる。ともかくもこれらの名前を一定の方式に....
随筆 新平家」より 著者:吉川英治
、田染行きは」「むりをしてまで、行くほどの価値があるかないか」「田染へ行ったら、由布院へは、行かれませんが」 Hさん、Iさん、支局の人々などの間で、さっそくス....
木綿以前の事」より 著者:柳田国男
意味する地名は、国の東西に分布している。たとえば大分県の別府温泉の西に聳え立った由布岳は、『豊後風土記』の逸文にも、ユフの採取地である故にこの名が付いたと記して....
由布院行」より 著者:中谷宇吉郎
いた伯父なので、思い出したら一日も早く会いたくなってしまった。 伯父のいるのは由布院《ゆふいん》という所で、九州の別府《べっぷ》温泉と同じ系統に属する辺鄙《へ....
『日本石器時代提要』のこと」より 著者:中谷宇吉郎
ぎて、胸を悪くした。スイスの療養所で大分静養もしたが、思わしくなく、帰って九州の由布院《ゆふいん》で闘病生活四年、遂に亡くなった。 それから五年ばかり経《た》....
日本の伝説」より 著者:柳田国男
ますために、どうしても争わなければならぬ場合が多かったようであります。 豊後の由布嶽は、九州でも高い山の一つで、山の姿が雄々しく美しかった故に、土地では豊後富....