由比正雪[語句情報] » 由比正雪

「由比正雪〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

由比正雪の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
日本天変地異記」より 著者:田中貢太郎
江戸城の石垣が崩れ、諸大名の屋敷町屋が潰れたので、江戸の人心に動揺の兆があった。由比正雪の隠謀の露われたのは、それから中一年を置いた四年の七月であった。 万治....
明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
敬することの甚しさは門弟一同に共通したものであった。 そこで世間は取沙汰して、由比正雪の現代版現る、なぞと説をなすものが次第に多くなった。 由比正雪は天下を....
南国太平記」より 著者:直木三十五
、つまり、将軍家を、倒そうというんですかい」 南玉は、尤もらしく腕組をして 「由比正雪じゃあるめえし、益満さん、いくら、貴下が、利発でも――」 「駄講釈師の知....
落語・教祖列伝」より 著者:坂口安吾
体である。姉たちがそうであったように、彼も幼少から美童であったが、戻ってきた彼は由比正雪もかくやと思う気品と才気がこもり、大そうおだやかで、いつもニコニコしてい....