甲子園[語句情報] »
甲子園
「甲子園〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
甲子園の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「思想と風俗」より 著者:戸坂潤
ポーツ体育説は愈々空疎なものとなりつつある。今日の六大学野球リーグ戦や、関西では
甲子園の全国中等学校野球戦に、人気があるからといって、別に学生のスポーツや体格教....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
は、だからどの大学も有形無形な大変な骨折りをしているのは当然で、文部省のお役人と
甲子園の英雄諸君とは、この五大学リーグ戦加盟の大学が、最も恐懼している存在なので....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
それから起き上らせてあげて、背中のうしろにつめをかって、ラジオをかけてあげる。今
甲子園のゲームです。あたりが静かなので「投げました投げました!」いう声が、窓の軒....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
て居りました。
この間うちの颱風警報は皆の心持に作用して居りましたね。菊五郎が
甲子園で野外劇をやった折も、そのために五万の人出が三万になった由。ユリは嵐が来た....
「桐生通信」より 著者:坂口安吾
ドングリ名人の十人十五人に事欠くことがない。ただ一人の名投手が現われればいつでも
甲子園へ行けるだけの実力は常にある。ところが一人の名投手がめったに現われてくれな....
「神経衰弱的野球美学論」より 著者:坂口安吾
ではないか。そうでもして楽しませてくれなければ、目下の試合内容だけを以てしては、
甲子園の中等野球の魅力に及ばないように思う。中等野球は情熱自体がたくまざるアトラ....
「戦後新人論」より 著者:坂口安吾
ない。 戦後派の人気者の一つに職業野球がある。戦前に野球の主流であった六大学も
甲子園大会も都市対抗も、今では、プロ野球の新人発掘の温床として注目される程度とな....
「明日は天気になれ」より 著者:坂口安吾
タを承知で見物するから、むしろ楽しく見ることができる。そういうわけで、私は昔から
甲子園のファンなのである。わざわざ見物にでかけることもあるが、
甲子園での人気は大....